薬膳鍋、または薬膳火鍋という鍋料理を食べたことがありますか?
薬膳というとちょっとくさそうなイメージもありますが、使われている香辛料などは意外と身近なものが多いんですよ。
やっぱり40代になると、本当に食べ物が大事だと実感しています。いろんな食材を取り入れて、栄養バランスを考えていかないと、体調も維持できません。
そんな40代の健康に役立てたい薬膳鍋について、ご紹介します。美容にもいいみたいです。
<スポンサードリンク>
薬膳鍋に使われる材料
薬膳鍋といえば漢方ですが、漢方薬に使われている生薬は、私たちが普段食べているものも多いので、そんなに珍しい材料ばかりではないんです。
陰陽五行の考え方に基づいて、身体にあったものを摂っていこうというのが薬膳の基本ですが、それを鍋に使ったのが薬膳鍋。
- 陳皮(みかんの皮)
- にんにく
- しょうが
- 唐辛子
- シナモン
- 朝鮮人参
- はと麦
- 松の実
- クコの実
などが使われています。
本格的なお店になると、
- 花椒
- なつめ
- 竜眼
- 当帰
- 八角
- 五香粉
などの材料が使われていることも。
それを、鶏ガラのスープをベースにして、豆板醤を入れてさらに辛くしたり、豆乳を入れてマイルドにするなど、様々なスープで頂きます。
その他の具材は日本のお鍋と似ていて、豚肉や鶏肉など好みの肉類、豆腐、野菜をたっぷり入れます。
薬膳火鍋との違い
今はもしかしたら、こちらの方がポピュラーになりつつあるかもしれません。薬膳火鍋と呼ばれる鍋料理。
中央にしきりのある鍋で、赤いスープ(紅湯:ホンタン)、白いスープ(白湯:パイタン)で食べる鍋です。
こちらはどちらかというと、中国風のしゃぶしゃぶ。グツグツ煮込む鍋料理というよりも、スープで肉や野菜をしゃぶしゃぶして食べる料理です。
ただ、薬膳鍋も薬膳火鍋も漢方食材がふんだんに使われているので、どちらも同じような効能が期待できますね。
赤い方は結構ぴりっとしますけれど。
薬膳火鍋のお店に行くと、スープは何種類かから選べるところもありますね。
薬膳鍋の効果
漢方薬に使われている生薬のエキスがスープに溶け込んでいるのですから、身体に良くないわけがありません。
でも具体的な効能っていうとよく分からないんですよね。それぞれの生薬にはこんな効果があります。
- 滋養強壮、虚弱体質:なつめ、クコの実
- 不眠:なつめ、八角
- エイジングケア:クコの実、シナモン
- 冷え性:にんにく、生姜、唐辛子、シナモン
- 食欲増進:にんにく、八角
- 風邪:生姜、ねぎ
- ストレス:にんにく、生姜
- 肌荒れ:ネギ、生姜、
- 生理痛:八角
- 更年期障害:五香粉
その他、肉や野菜など様々な食材を入れることで効果がアップします。
出来るだけたくさんの種類の具材を入れた方がいいでしょう。
本場の薬膳火鍋は羊の肉を使うそうですが、羊の肉はダイエットにもおすすめの具材。いつもの豚肉に代えて、たまには羊肉を試してみるもおすすめです。
マトンはちょっと臭みがありますけど、ラムはとても美味しいですよ。
漢方食材で身体の中から元気に!
薬膳鍋って、一度食べると病みつきになるんですよ〜。
日本のあっさりした鍋とはまた違い、グッと濃いんですよね、スープも具材も。なんというか、細胞が生き返る感じ。
野菜もたっぷり食べられるし、スープの味と食材の組み合わせで、色々な味を楽しめるのもいいですね。
40代の美容や健康のために、季節を問わず、1年中食べたい鍋料理です。
<スポンサードリンク>