梅漬けと梅干しの違い、それは土用干しをしているかしていないかの違いです。
私はズボラだから干すのが面倒なのと、いつも干すタイミングを逸してしまうために、私が毎年作っているのは「梅漬け」ということになります。
漬けた梅を干すことによってどのような効果があるのか、また、漬けただけのものと栄養価は違うのかが気になるところです。
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塩漬けにしただけの梅が梅漬け
梅漬けは、塩で漬けただけです。
赤紫蘇入れると、赤い梅漬けになります。
↑我が家の梅漬けはこんな感じ。
青い小梅をつけてます。赤紫蘇入れるからきれいな色に。
干すのが面倒なので、漬けっぱなしです。
梅漬けは梅干しと比べると日持ちしないので半年くらいで食べきった方が良いとされていますが、結局1年くらい冷蔵庫にありますね。
1kg分漬けるんですけど、小梅で作っているので結構大量なんです。それを、夫のお弁当に使っているんですけど、思いの外減らないです。だから1年くらい持ってしまう。
ただ、時間が経つと、保存がどうのというよりも味が落ちるような気がします。
ちょっとアルコール臭が出てくるといいますか。
ただ、塩分濃度を上げれば長期保存も可能です。
我が家は10%くらいで作っていますが、昔ながらの濃度(15%以上)で作れば数年食べられます。
こちらは伊勢丹の食のページ。「干さない、塩漬け梅干しのレシピ。シソいらずで簡単!」
↑ものすごく簡単な梅漬けのレシピが紹介されています。
塩分濃度は18%と高いですが、その分保存性が高いです。
梅の出始めに買うとカリカリ梅、完熟は柔らかい梅漬け
5月の終わりから6月の初めにかけて、梅が出回り始めた時期に売っている青梅を使うとカリカリ梅になります。
うちは青い小梅を使っています。
そのうち完熟の黄色い梅が出てきますが、それを使うと柔らかい梅漬けになります。
でも梅漬けっていうと、青梅を使うパターンが多いですかね。
カリカリ梅は卵の殻を使う
そうそう、梅漬けって塩漬けにすればいいし、と思っていて、いざ梅を買ってきてレシピを見たら・・・
どのレシピにも「卵の殻」って書いてあって焦りました。
え、卵の殻って捨てちゃったよ、朝使った分は。
卵の殻をきれいに洗って、熱湯消毒してから乾かしておかないといけないんですよね。
え、今からじゃ間に合わないじゃん・・・と思いながらも、卵の殻を確保しました。
梅は時間が経つほどに鮮度が落ちてしまうし、早めに漬けないと!と思ったので、急いで卵を2個割って殻を確保し、熱湯をかけてからベランダで干しました。
翌日無事に漬けられましたが、カリカリ梅を作ろうとしている方、卵の殻をお忘れなく!
砂糖を使うと甘いカリカリ梅になります
子供たち用には、甘いカリカリ梅を作っています。
こちらは小梅ではなくて、普通の青梅を買ってきて作るんですけど、青梅を割る作業がこれまた大変で・・・
しかし美味しいと言ってくれるので何となく毎年作ってしまう。
こちらは赤紫蘇必須でして、割った青梅に赤じそと砂糖を入れて作ります。
2〜3ヶ月くらいで食べきった方がいいですね。
やはり時間が経ちすぎると味が落ちます。アルコール臭が出てしまうのでそうなる前に食べきった方がいいと思います。
土用の頃に天日干しするのが梅干し
塩で漬けるところまでは梅漬けと一緒ですが、そのあとに天日干しをするのが梅干しです。
名前の通りです。
土用干しとは?
土用の丑の日にはうなぎを食べますが、土用は各季節に1回あります。
夏の土用は、立秋の前の約18日間。
夏の土用は7月20日くらいからですが、このころの日差しが1年で一番強いことから、たっぷり紫外線を浴びさせて、梅干しを腐りにくくするのです。
昔の人ってすごいなと思います。
このころに梅に紫外線を当てておくと、梅干しが腐らないって知っていたんですよね。
紫外線で梅干しを長持ちさせる
干したまま出来上がりとするパターンと、もう一度梅酢に戻すパターンがあります。
紫外線で殺菌しているのと梅の余分な水分が飛んでいるので、日持ちがするんですね。
梅干しって5年物とか10年物なんてのがあるじゃないですか。あれは干して日持ちが良くなっているからなんです。
まとめ:梅干しと梅漬けの違いは干したかどうか。栄養価に違いはない
梅干しはその名の通り、干したもの。
梅漬けは漬けただけで干していないもの。
梅干しは完熟の梅を使うことが多いので、食感も違いますね。硬い梅干しってないでしょう?
栄養の違いもないです。梅の質が変わるわけではないので。
どちらも美味しいですが、長期保存したいなら、干した方が良さそうです。
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