土佐料理とは、そのまんま、土佐(高知県)の料理のことですが、高地にある「司」というお店が命名して、全国に広めたのだそうです。
昭和44年のことで、お酒が好きな高知の人たちが宴を囲む皿鉢(さわち)料理としてその名を知られるようになりました。
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高知の郷土料理「土佐料理」はどんなものを食べるのか
高知といえば鰹のたたきですが、土佐料理(皿鉢料理)はこういった特定の料理を指すのではないんですね。
皿鉢料理(さらばちではなくてさわち)とは調理法のことではなくて、鰹のたたきなどの料理を大皿に盛り合わせた宴席料理のこと。
基本的には、
- 生もの(鰹のたたきなど)
- 寿司
- 組み物(揚げ物、煮物、酢の物などの盛り合わせ)
の3種類が基本です。
お刺身は鰹だけでなく、その季節に合ったものを使うこともありますよ。
料理の名前ではなくて、盛り合わせの方法というか、豪快に大皿に盛ってみんなでワイワイ食べる方法、といったほうが近い感じです。
すっごく華やかなお料理ですね。
土佐料理のルーツは実は古い
「土佐料理」という名前が広まっていったのはごく最近のことかもしれませんが、大きなお皿に盛って食べるというスタイルは昔からあったようです。
元々は神事の際に神様にお供えされた大皿料理がその始まりだともいわれています。
神事が終わった後に参加した人たちみんなで食べることで、神様と人が料理を分かちあって食べるという重要な意味もあったんですね。
土佐料理に使われるのは大きなお皿
皿鉢料理というだけあって、使われるお皿は大きい!
標準が39cm、大きなものになると90cm(三尺)にもなるそうです。
お皿自体も高価ですし、まさに宴会の料理といった感じです。
東京で土佐料理が食べられるお店
土佐料理 司
高知に本店がある土佐料理の老舗。
土佐料理 袮保希(ねぼけ)
司と同じ系列のお店ですが、銀座を中心に関東で展開中。
土佐料理、家でもできる?
土佐料理とは調理法を指す言葉ではないですから、中身と盛り付けほうがわかれば家でも楽しめます。
盛り付けのセンスさえあれば!
そう、土佐料理は何が大事って、盛り付けなんですよ。バランスの良い盛り付け。
それが上手くないと見た目の美しさがなくなってしまう・・・
色合いなども考えながら盛り付けていくことが大事です。
家族のイベントなどに洋風の料理もいいけれど、大きなお皿に豪華に盛り付けてみんなでつつくってのも楽しそうです。
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