40代になってからやたらとトイレの回数が増えた・・・そんなお悩みはありませんか。
夜中に何度も目が覚めてしまうとか、外出中にやたらとトイレに行きたくなるとか。
寝不足になるし、外出中も不安だし、落ち着きませんよね。
どうしてやたらとトイレに行きたくなるのか、その原因と対策についてお話しします。
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そもそもトイレの回数が何回くらいだと「多い」というのか
みなさん、トイレって1日何回くらいいきますか?
私は朝晩と、日中が3〜5回くらいでしょうか。1日で5〜7回くらいかなと思います。夜中はほとんど行きません。
で、トイレの回数が多い=頻尿と診断されるのは、
- 日中のトイレの回数が8回以上
- 夜間が2回以上
合計で、8〜10回以上トイレに行く場合だそうです。
1回に出る尿の量が少ない、というのも頻尿の特徴だとか。
ただこれはあくまでも目安であって、回数が少なくても自分で「多い」と感じるなら頻尿に当たるかもしれません。
トイレの回数が増えた原因は?
お酒を飲んだときとか、水分をいつもより多く摂った時にトイレの回数が増えるのは何ら問題はありません。
いつもと同じ生活をしているのにトイレの回数だけが増えるというのが問題なんです。
加齢によるもの
やっぱり加齢は原因の一つ見たいですね。
- 抗利尿ホルモンの分泌量低下
- 腎臓の機能低下
- 膀胱の機能低下
なんてことも、尿が増える原因です。
抗利尿ホルモンとは、尿を作らないようにするためのホルモンで、通常は寝ている間にたくさん分泌されています。
だから、夜は長時間トイレに行かなくて済むんです。
でもその分泌量が減ってしまうと、尿意を催して目が覚めてしまうんですね。
夜に1回以上トイレに行く回数は、
- 40代で約4割
- 60代で約8割
の人に見られる症状だそうですから、歳を取るとトイレが近くなるってのは仕方のないことなのかも知れないですね。
ストレスによるもの
ストレスや緊張、不安といった要素もトイレの回数を増やしてしまいます。
またトイレに行きたくなったら・・・という不安な気持ちが膀胱の活動を促して、トイレが近くなってしまう。
つまり、気にすれば気にするほどトイレに行きたくなってしまうということですね。
更年期の頻尿
40代後半になってトイレがやたらと近くなった、という場合は女性ホルモンの減少が原因かもしれません。
女性ホルモンのバランスが乱れてしまったことで自律神経も同時にバランスを崩し、それが膀胱を活発にしてしまっている可能性があります。
骨盤底筋のゆるみ
出産を経験している人、運動不足の人は骨盤底筋がゆるんでしまってちょっとしたことで尿漏れがおきてしまうことがあります。
骨盤底筋は子宮や膀胱を支える筋肉なので、ここが衰えると尿道をしっかり閉めておけなくなるので、トイレが近い感化になってしまいますね。
出産をしていなくても、加齢によって筋肉が衰えてきますから、40代を過ぎたら骨盤底筋はしっかり鍛えていかないといけないです。
寒さでトイレが近くなることも
寒いときだけトイレが近くなるという場合は、次のような原因が考えられます。
- あまり汗をかかないので、身体の水分が蒸発しない
- 手足の血管が収縮しており身体の中心の血液量が増えているために、それを減らそうとして尿が増える
- 寒さによって自律神経の交感神経が活発になり、トイレが近くなる
冷え性だったり運動不足だったりすると、寒い時期だけトイレの回数が増える、ということがおきそうです。
下半身がむくんでいる
もし、夜だけ頻尿が気になるなら、下半身がむくんで水分がたまってしまっている可能性があるのだとか。
夜寝るときに横になると、下半身にたまった水分が上半身に戻ります。その時に、利尿ホルモンが分泌されてしまい、トイレが近くなってしまうのです。
病気が原因である場合も
腎臓や膀胱に何らかの炎症がおきて尿が増えることもあります。
- 膀胱炎
- 尿路感染
- 前立腺炎
- 過活動性膀胱
- 膀胱ガン
特に多いのは、過活動性膀胱。
日本では800万人も患者さんがいるといわれているので、決して珍しい病気ではありません。
普通だったら300mlくらい、多ければ500mlくらい膀胱に尿をためられるのに、100mlくらいでトイレに行きたくなってしまう。
だから、トイレの回数が増える、ということになります。
頻尿対策、どうすればいい?
トイレが近いと不安だし、睡眠不足になるし、大変です。
生活習慣を見直すことでも改善できる部分があるので、まずはセルフケアで対処してみましょう。
規則正しい生活をする
尿を作るホルモン、抑えるホルモンのバランスを乱さないためにも、体内時計を狂わせないことが大事です。
ですから、寝る時間と起きる時間をなるべく一定にし、規則正しい生活をするようにしてみてください。
休みの日だからといっていつまでもだらだら寝ていないで、いつもと同じ時間におきた方がいいです。
水分を摂りすぎない
水分は、足りなくてもダメだし、多すぎても頻尿につながります。
適度な水分は、
- 体重×50mlー1500ml
体重が50kgの人なら、
- 50kg×50mlー1500ml=1000ml
となりますね。
スポーツや肉体労働で汗をたくさんかく人は、もっと多く摂る必要がありますが、家事や事務仕事でそれほど汗をかかない、という場合はこの計算方法で自分に適した水分量を摂るようにしてください。
その際摂る水分は、ミネラルウォーターやハーブティー、麦茶などノンカフェインのものにしてくださいね。
更年期が原因なら
更年期が原因かどうかは自分で判断しづらいところで、やっぱり専門家に見てもらうのが一番だと思うのですが、更年期はリラックスするのが一番。
年齢的なことはどうしようもないし、更年期から逃れることも出来ない。
少しでも身体を休め、楽しいことを指摘分をリフレッシュするなど、自分が快適に過ごすことを心がけることで、症状が和らぐこともあります。
また、大豆イソフラボンやサプリメントを摂ることで症状が楽になることも。
私も大豆製品をよく食べていますが、手軽に摂るならサプリメントでもいいですね。
あわせて読みたい→「大豆イソフラボンと薄毛の関係。女性ホルモンを増やして薄毛を解決する方法」
骨盤底筋を鍛える
骨盤底筋を鍛えるには、肛門と膣を締める運動をすること。これは簡単なので、毎日やってみてください。
最初は感覚が掴みにくいですけど、肛門と膣を閉める、ゆるめる、を繰り返します。3〜5秒締めたらゆるめる、というのを何度も繰り返してみてください。
もう一つ、朝のトイレの時に尿を止める、というのも効きますよ。
朝トイレに行ったら、1秒くらい尿を勢いよく出して、止める!骨盤底筋がゆるんでいると、なかなか止まらないんですよ、これが。
でも、しばらく訓練していると、きゅっと止まるようになってきます。そうなれば骨盤底筋が鍛えられている証拠ですね。
身体を温める
寒いときだけトイレの回数が増えるなら、身体を温めるのが一番です。
また、水分も摂りすぎないようにするとか、利尿作用のあるカフェインの入ったものを控える、という工夫をしてみてください。
夜間の頻尿はこうして対策する
夜だけトイレが近くなるなら、日中に下半身に水分がたまらないようにすることが大事。つまり、むくみを予防することが大事になってきますね。
そのためには、
- 適度な運動をして足がむくまないようにする
- ふくらはぎをマッサージする
- 寝る前に水分を摂りすぎない
- 寝る前にカフェインやアルコールを摂らない
- 加圧ストッキングを履く
こんな風にして、下半身に水分がたまらないように気をつけてみてください。
心配なときは病院に行ってみよう
あまりに頻尿が続く場合にはやっぱり病院へ行った方がいいです。泌尿器科を受診して、ちゃんと検査してもらいましょう。
私の知人の女性は膀胱炎を放置して、かなり痛みがひどくなってひどい目にあったといっていました。お腹が痛くて大変な思いをしたそうですよ。
過活動膀胱も病院で相談すればちゃんと治療が出来ます。
病院へ行くのが面倒とか恥ずかしいとか思ってしまうこともあると思うのですが、頻尿の原因はひとつではないので、原因を特定して治すためにも、早めに病院へ行きましょう!
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