すっきりとしたクリアな香りが清々しいハーブ、ローズマリー。
アロマテラピーとしての使い方ではなくて、ハーブとしての使い方を色々考えてみました。
食べることで脳にも良い影響がありそうだし、育てやすいハーブなので、普段の暮らしに取り入れてみませんか。
うちも育ててますけど、大した世話をしなくてもちゃんと育っていますよ。
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フレッシュ(生)で使うか、ドライ(乾燥)で使うか
使い方には2種類あります。フレッシュ(生)とドライ(乾燥)です。
- ドライは香りが強い
- フレッシュはマイルドで清涼感がある
違いはこんな感じです。
もし自分で育てるならば、最初はフレッシュで使って、余った葉っぱを乾燥させて保存しておくといいと思います。
生のまま保存するなら冷凍保存、乾燥させるならドライフラワーを作るときのように束ねて吊るしておいてもいいですが、私はザルにおいてベランダに出しています。
完全に乾燥させないとカビが生えたりするので、気をつけてください。
ローズマリーを料理に使う
ローズマリーをはじめとしたハーブって、普段の食事に取り入れにくいイメージがありませんか。
和食にローズマリーって合うのかしらと思ったのですが、結構使えそうですよ。
最初から手作りしなくても、醤油ベースのドレッシングにローズマリーを入れるだけです。
生のローズマリーでもいいし、乾燥でもどちらでもOK。
乾燥の方が香りは強いです。葉っぱの部分を少しドレッシングに入れると香りが映ります。
肉の臭み消しに
ローズマリーは肉の臭み消しによく使われますが、私は豚肉が一番合うと思います。
ちょっと厚みのある豚肉をソテーするときに、先に塩胡椒とローズマリーをまぶしておく。
それから焼くと、何だかとてもいい香りで、臭みのないソテーに仕上がります。
ちょっとハイソな料理になる。
まぶすだけだから簡単だし、ちょっとおしゃれな感じになっていいのではないでしょうか。
せっかくだから、色々なお肉で試して、好みのものを見つけてください。
ローズマリーのハーブティー
↑こんな色をしています。
ローズマリーのハーブティーは、ぜひフレッシュで楽しんでみてほしい!
ドライは香りが結構強いですが、フレッシュはクリアだけどマイルド。頭もシャキッとするようなとてもいい香りがします。
作り方は簡単で、ひと枝分をティーポットに入れてお湯を注ぐだけです。
↑こんな感じです。
ドライの場合は、300mlのお湯にスプーン1杯くらいのローズマリーを加えて作ってみてください。
香りの強さが違うので、どちらを使うかは好みです。
私はフレッシュの方が好きですね〜。
ローズマリーを入浴剤に
フレッシュローズマリーの枝を5〜10本くらい束ねてお風呂に入れます。
もしくは、ちょっと面倒だけど枝を数センチに切ってティーバッグに入れて湯船に投入。こうすれば掃除が楽だから。
ドライハーブも同じように、ティーバッグに入れます。
葉っぱのまま入れると集めるのが大変になります。
お風呂に入る少し前にお湯に入れておくと、浴室全体がローズマリーのいい香りに包まれますよ。
ローズマリーだけでもいいし、他のハーブを混ぜても構いません。
スッキリしたい気分の時はペパーミントやレモングラス、リラックスしたいときにはラベンダーとかカモミールがいいでしょう。
ローズマリーを漬け込んだハーブオイルを作ろう
ローズマリーをオイルに漬け込んでおくだけで、香りの良いハーブオイルができます。
食用のオリーブオイルに漬け込んでおけば、炒め物などにも使えるし、ドレッシングを作るのにもいいですね。
スキンケア用のオイルに漬け込んでおけば、乳液・クリームがわりに使えるオイルができます。
肌に使うオイルは食用のものではなくて、ホホバオイルとかアルガンオイルなどお肌用のものがいいです。不純物が少ないので。
ローズマリーの収斂(しゅうれん)作用
ローズマリーはお肌を引き締める働きがあるので、化粧水などにも使われます。
エタノールに漬け込んで化粧水の元を作ってもいいですね。
無水エタノールにローズマリーを漬け込んで、そのエキスを精製水で薄めたらローズマリーの化粧水ができます。
オイルに漬け込んだ場合は、毛穴の汚れを取るためのオイルパックとして使うといいですよ。
メイクを落としてからローズマリーオイルを顔に塗ってマッサージし、しばらくおきます。
そのあと、蒸しタオルかティッシュで軽く拭き取って普通に洗顔します。
毛穴の奥の汚れも落ちてキレイになりますよ。
ローズマリーは食べることで脳を活性化
ローズマリーは食べることで脳の活性化が期待されているハーブ。
衰えが気になる40代としては、食べないわけにはいきません。
東京工科大学の研究によって、ローズマリーの成分が認知症抑制に役立つということがわかったんです。
マウスのアルツハイマー病モデルを用いてカルノシン酸の認知症抑制作用を検討したところ、カルノシン酸を経口投与すると、脳の特に海馬と呼ばれる神経細胞におけるベータアミロイド蛋白質の沈着が有意に減少することを発見しました。
「ローズマリー由来の物質がアルツハイマー病を抑制」
アロマテラピーのように香りを嗅ぐんじゃなくて、食べるってところがポイントですね。
このカルノシン酸というのはポリフェノールの一種で、非常に強力な抗酸化作用があるのだとか。
体が錆び付く40代はポリフェノールで酸化を防ぎたい。積極的に料理に取り入れたいものです。
ローズマリーはどこで買える?
フレッシュなローズマリーを手に入れたい場合は、スーパーの野菜売り場で買えます。
シソとか、小ねぎとかがある棚の近くを探してみてください。パックに入っていると思います。
ドライのローズマリーを買う場合は、スパイスの棚です。
ローズマリーを育ててみよう
ローズマリーの育て方ですけれども、大して難しいことはありません。
苗を買ってプランターとか植木鉢に植え替えるだけです。
大したお世話をしなくてもどんどん成長するから、枝を切りながら使いましょう。
ローズマリーは成長するとだんだん木質化していきます。ハーブというよりは、木の枝みたいになってくる。
どんどん大きくなるので、地植えをするときには場所を考えた方がいいかもしれません。
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