「立春大吉」というお札を見たことがありますか?
立春の日に貼ると良いといわれる「立春大吉」のお札の意味と、貼る場所、貼り方などについてお話しします。
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曹洞宗(禅寺)で貼られるお札
「立春大吉」というお札は、立春の日(だいたい2月4日頃)に、禅寺の門に貼られるお札のことです。
2月3日が節分ですが、「鬼は外、福は内」と豆をまいて厄よけをしますよね。
節分については、こちらの記事も参考に。
https://www.comfortablemylife.com/mamemakiyurai01
そして立春は、これから春が始まりますよという、1年の最初の日。
昔(旧暦)は、立春が1年の始まりでした。
その新しい年が始まる日に厄が来ませんようにという願いを込めて、このお札を貼るのです。
ちなみに立春は2月4日であることが多いですが、年によっては節分が2月2日、立春が2月3日になることもあります。
左右対称に意味がある
「立春大吉」という文字をよくみると、左右対称になっています。
このお札を門に張っておくと、もし鬼が入ってきたとしても、裏側から見ても「立春大吉」。
あれ、まだこの家には入っていなかったっけ?と勘違いして門から出ていく、というわけ。
だから左右対称の文字であるということに意味があるんですね。
立春大吉のお札はどこで手に入るの?
一般的には禅寺で貼るお札なので、曹洞宗のお寺で作られています。
檀家に配ることが多いようですが、お寺によっては一般の方にも発送してくれるお寺がありますよ。
▼▼全国に発送してくれるお寺を見つけました。
>>神光山 成願寺
お札が欲しいなと思う方は、お寺によってお正月の期間しか配布しないところや、1年を通じていただけるところもあるので、近くの禅寺ではどうかな?と聞いてみてはいかがでしょうか。
立春大吉のお札はどうやって貼ればいいの?
お札の貼り方ですが、
- 玄関の表、向かって右側に貼る
- 玄関の内側でも良い
- 目線の高さに貼る
という決まりがあります。
糊で貼るかテープで貼ります。丁寧に貼るなら、フレームなどに入れてかけてもいいと思います。
お札ですから、画鋲を指すのはあまりいただけないですね。
お札を貼る時期
お札を貼るのは基本的には立春の日です。
夜中を過ぎてからか、早朝に貼るのが良いとされています。
とはいえ、立春の日ならいつでも良いといわれていますから、ここは気持ちの問題でしょう。
もし立春の日に貼れなかったら、雨水までに貼れば良いという説もあります。雨水は立春の次の二十四節気。だいたい2月19日頃です。
この辺りは結構柔軟なんですね。
お札は自分で書いてもいいの?
お寺から送ってもらうのもなあと思ったら、自分で書いてもいいんですよ。
ここはやはり、気持ちの問題です。
真っ白い和紙に筆で書いてみてください。
左右対象になるように書くのがポイントです。
1年間無事に過ごせますようにという願いをこめて
お寺からいただいたものでなくてもいいということなので、今年は自分で書いてみようかなと思っています。
「春」という文字が入っているので、気持ちも何だか温かくなりますしね。
今年も1年、家族みんなが無事に過ごせますようにという願いを込めて。
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