私は活字中毒なので、本を読まない日はありませんし、本なしの生活など考えられません。
トイレにもリビングにも寝室にもあちこちに本がおいてありますし、丸1日読書をしていても開きません。
いやむしろ、何もせずに1日読書をしていたいと思います。
本を読まない人が増えているといわれますが、読書をしないということは人生損していると思うのです。
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読書をすることの7つのメリット
読書をすることは、メリットはあってもデメリットはないと思います。
1.表現力が豊かになる
同じことを表現するのにも、作家が100人いたら100通りの表現があります。本は文字だけですよね。
文字だけでその情景や人の心の動きを的確に表現しなければいけないわけですから、素人には真似できない様々な表現があるわけです。
色々な作家の文章を読んでいると、読んでいる方も段々表現力が豊かになってきますよ。
2.知識が増える
本には自分の知らないことがたくさんかいてあります。自分が経験したことのないようなこともたくさんかいてあります。
大人になってから新たな知識をつけるのはなかなか難しいですが、様々なジャンルの本を読むことでどんどん知識が蓄積されていきます。
3.発想力が豊かになる
発想力というと「ひらめき」のように思われますが、大人になるとそうそうひらめくもんじゃありません。
そうではなくて、知識が増えることによって「そういえば、こないだこんなの読んだな」なんて、ふとしたことで思い出したりするんです。
材料がないとひらめくこともないですからね。知識の蓄積がアイディア力をつけてくれるんです。
4.自分と向き合うことができる
どんなジャンルの本だとしても、読んだ後は何かしらの感想を持つと思うんです。
小説なら「自分が主人公ならどうするかな」とか。歴史とか哲学とかも考えることがたくさんありますよね。
自然と自分と向き合うようになるんですよ。
そうすると、今までにはなかった視点を得られたり、違った角度から物事を見ることが出来たり、大人になってからも自分を進化させることが出来ますね。
5.人間関係にも役立つ
人が一生のうちにかかわり合える人の数は限られています。
ですから、突然わけのわからない人に出会うと戸惑います。私はわけのわからないものに太刀打ちできないという弱点があるため、自分の理解の範疇を超える人と相対すると、どうしていいか分からなくなります。
でも本をたくさん読むことで、その中で色々な人に出会えるわけです。世の中にはこんな人もいるんだね、と。
そこから、相手に対する気遣いを学ぶこともできるし、こういう人にはこうやって対処すればいいのか、なんてこともわかったりします。
6.常に好奇心を持っていられる
新しいことを知るとさらに知りたくなる。
本に出てきた場所に行ってみたくなったり、やってみたくなったり、調べてみたくなったり。
本を読むとどんどん好奇心がわいてきます。いつでも新鮮な気持ちでいられますよ。
7.収入が上がる(かも)
以前、収入と読書量とを調査した結果が公表されていましたね。どこの調査だったか忘れましたが。
それによると、年収800万円以上の人は圧倒的な読書量なのだとか。
たしかに、カリスマ経営者と呼ばれる人たちは、実に様々なジャンルの本を読んでいることで知られています。
歴史とか自然科学、哲学など、一見経営には関係なさそうな本ばかり読んでいるそうですが、そこから生きるために必要なエッセンスを吸収しているんでしょうね。
ですから、本を読むならあまりジャンルは絞らずに、面白そうだと思ったものを片っ端から読んでみるといいですよ。
紙でも電子書籍でも、方法はどうでもいい
私は基本的には紙の本が好きですが、持ち歩きを考えると電子書籍も便利なので、両方使っています。
夜寝室で読む時は電子書籍が便利ですしね。
たまにipadで見たりもします。
ツールは何でもいいと思います。それより、たくさんの作品に触れることです。
もし読書にデメリットがあるとしたら・・・本代がかかる、ということでしょうか。
たくさん読むにはたくさん買わないといけないですから。図書館に行く時間が取れれば、ただですけどね。
ただし、本は読み方が大事。読み方を間違えると時間の無駄遣い
私の友人に、本はたくさん読むのだけれど、内容は全く覚えてないし、「あー、面白かった」ですませてしまう人がいます。
面白いなと思った本なら、また時間をおいてから読むと違った面白さを発見できます。
もし1回読んでしっくりこなかった本でも、これまた時間をおいて読むと、ああ、そういうことだったのか、とわかることもあります。
それは、人生経験を積んでから改めて読むと、見える世界が変わるからです。
そして、本の中で新しいことを知ったなら、「じゃあこれは?」「これってどういうことだろう?」と疑問を広げていけば、またそこから新たな世界が広がりますよね。
本は自分の読み方次第で、どんどん可能性を広げていけるものなのです。
知識は自分のものにしてこそ意味があるし、広げて、使って、活かしていかないと。
そのためには、ただ読んで終わりとか、知識を詰め込むだけじゃなくて、感動をもう一度味わったり、ものの見方を改めるツールにしたり、色々な使い方が出来るのが本。
文字を目で追うのが読書じゃないと思う。
もし「今月は○冊読んだ」みたいに、読んだことだけで満足しているなら、それは読み方を変えた方がいいかもしれないです。
読書はその本の世界と向かい合うことだから。
時間をかけたり、飛ばしたり、色々な読み方があるけれど、読んだ後に何も自分の中に残ってないような読み方はもったいないです。
本との向き合い方はこちらの本を読むとわかります。
こころの読書教室
河合隼雄 新潮社 2014年01月29日
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