ナツメグって普段使いますか?
うちはよくハンバーグなどを作るので、肉料理には欠かせないスパイスです。
あまり馴染みがないかも知れませんが、女性には嬉しい栄養と効能があります。
料理だけでなく飲み物などにも使えて便利なスパイスなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
ただし入れ過ぎは危険なので、摂取量などについても合わせてお話しします。
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ナツメグはにおい消しに使うスパイス
ナツメグがハンバーグなどの肉料理によく使われるのは、肉の臭みを消すことができるからです。
ナツメグはニクズク科の植物でインドネシア原産だとされています。
皮の部分は「メース」という香辛料として使われます。
スパイスというとインドのイメージがあるのですが、まさにその通りで、インドの医哲学であるアーユルヴェーダでも使われてきました。
また、中国では「肉荳蔲(にくずく)」として漢方にも使われてきました。健胃薬や整腸剤としての働きがあるそうです。
世界四大スパイスの一つ
- こしょう
- クローブ
- シナモン
- ナツメグ
これが、世界四大スパイス。
古代から中世まではスパイスは非常に珍重されましたから、ナツメグは高値で取引されていたそうですよ。
もっと知りたい!女性に嬉しいナツメグの栄養と7つの効能
漢方薬にも使われるなら、体にいいに違いない。
だいたいスパイスって、体にいいものが多いですからね。
1.消化を促進
ナツメグは消化を良くする働きがあります。漢方で使われるのも、胃腸の調子を整えるためですしね。
ピネンという香りの元が入っているのですが、これは胃腸薬も使われる成分。
胃の粘膜を保護し、胃の働きを良くしてくれるんです。
腸の中のガスも取り除いてくれるので、ぽっこりお腹の悩みにも良いかもしれません。
2.食欲を増進
ナツメグのスパイシーな香りは食欲増進にも役立ちます。
また、胃腸の働きが活発になって消化を促進することからも、食欲増進に役立ちます。
お腹がスッキリすれば食欲もわきますしね。
疲れて食欲がないなという時は、ナツメグを使った料理にするといいかもしれません。
3.殺菌作用で口臭予防にも
ナツメグにはオイゲノールという、非常に殺菌作用の強い成分が含まれています。
皮膚に使うには刺激が強すぎる成分ですが、殺菌作用は素晴らしいのです。
口臭予防などにもいいので、実は歯磨き粉などにも使われるんですよ。においの強い料理を食べた後の臭み消しなどに使えます。
4.痛みの緩和に
ナツメグは古代から鎮痛剤としても使われてきたスパイスなのです。
- 胃痛
- 関節痛
- 筋肉痛
- 各種炎症
などに使えます。
肌に塗る場合はスパイスをクリームなどで薄めて塗ると良いでしょう。
ただし皮膚への刺激が強い成分が入っているので、必ずパッチテストをしてからにしてください。
腕や脚の内側など皮膚が柔らかい所に塗って絆創膏などを貼って24時間放置します。それで赤みやかゆみなどが出なければOK。
5.血行を促進して体を温める
ナツメグに限らずですが、生姜や胡椒などのスパイス類には血行を良くして体を温める働きがありますね。
冷え性の人は生姜などとともに食事に取り入れるといいかもしれません。
6.発汗作用
体を温めるだけでなく発汗を促す働きもあるので、風邪の引き始めなどに役立ちます。
熱の風邪を引きやすい人におすすめです。
7.リラックス作用
ナツメグって不思議なスパイスで、スパイシーな香りの中にもほんのり甘味を感じるんですね。
その香りにリラックス効果があるといわれています。
寝る前に、ホットミルクにナツメグを一振り入れて飲むとリラックスできますよ。
ナツメグはどうやって取り入れたらいいの?
ナツメグはどうやって食べればいいのか、胡椒や粉末生姜のようにして使えばいいですよ。
ひき肉料理に
ナツメグはひき肉料理によく合います。
- ハンバーグ
- ミートローフ
- ミートボール
- メンチカツ
- コロッケ
などにいいですね。
実はひき肉以外の肉の臭みも消してくれるので、唐揚げの下味などに使うと美味しくし上がりますよ。
牛乳を使った料理に
ナツメグは牛乳のタンパク臭も消してくれるんです。
ホワイトシチューとかポタージュなど牛乳を使ったスープにいいですよ。
紅茶に一振り
生姜紅茶の感覚で、紅茶に一振りしてみてください。
ストレートよりはミルクティーの方が合うかも。
チャイみたいな感じになります。
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実はホットチョコレートにも合う
ちょっと意外な組み合わせなのですが、ホットチョコレートにも一振りすると合うんですよ。
チョコってスパイシーな香りが合うんですよね。騙されたと思ってやってみてください。
野菜料理に。じゃが芋の臭み消しにも
じゃが芋ってたまに青臭いものがありませんか?
そんな時もナツメグが活躍しますよ。
- コロッケ
- マッシュポテト
- ポテトサラダ
などに少し入れてみてください。
野菜の青臭さに良いので、野菜スープや野菜炒めなどにも使えますよ!
スイーツにもナツメグ
スイーツにスパイス?と思うかもしれませんが、欧米ではスタンダードな方法ですよね。
ジンジャークッキーなどと同じ感覚で、クッキーやプリンなどのお菓子に一振り入れてみてください。
致死量があるの?ナツメグを使う時の注意
ナツメグが体に良いからといって、食べ過ぎは危険なんです。
何でもそうですが、健康によいからといって大量摂取してもそれですぐにからだがどうなるわけでもありません。
むしろ、過ぎたるは猶及ばざるがごとし。度を超すのはよくありません。
実は、ナツメグには致死量というものがあります。ナツメグ2個分の量を一度に摂ると命に関わるそうです。
目安としては、1日10g以上摂るのは危険だそうです。
だからこれを一度に1本食べるようなことは危険ということです。
こんなに一度に食べることはまずないと思いますが、食べ過ぎると
- 幻覚
- 下痢
- 吐き気
- めまい
- 動悸
などが起こる恐れがあります。何事もほどほどがいいですね。
先日、ハンバーグを作る時にナツメグの「適量」がわからなくて、丸々1本入れてしまい、病院に運ばれたというご夫婦がいましたね。
ちなみに、料理をする時のナツメグの「適量」は2〜3振りくらいです。覚えておいてください。
普通に食べている分には心配ありませんので、過剰に心配しなくても大丈夫です。
小さじ1でおよそ1.5gになりますが、一度に5g以上摂取しないように気をつけてください。
普段の食事に取り入れてぽかぽかに
生姜も好きですが、ナツメグのスパイシーな香りも結構好きなんですよね。
飲み物などに入れて是非楽しんでください。
カップスープでもナツメグをひと振りするだけでグレードアップしますよ。
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