冷え性は本当に万病の元だと思います。冷え性がなぜ女性に多いか、その原因を知っていますか?
男性で冷え性に悩んでいる、という悩みはあまり聞きませんね。ということは、女性特有の冷え性の原因があるはず。
冷え性を改善しようと思ったら、まずはその原因を知ることです。自分がなぜ冷え性になっているのか分からなければ、改善も出来ないからです。
私は昔はひどい冷え性でしたが、今では全く困っていません。それは、原因となるものを徹底して取り除いたからだと思います。
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女性が冷え性になる11の原因
思い当たるものが多いほど注意が必要です。一つずつ、潰していきましょう。
1.冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎ
私はアイスクリームが大好きで、夜寝る前に食べることが多かったんです。寝る前に食べてしまったらカロリー消費も出来ないし、胃腸を冷やしたまま寝ることになるので、消化吸収にも影響が出ますよね。
そんなこと全く考えてなかったんです。アイスクリームは胃腸を冷やすので、日中食べるか、温かい飲み物と一緒に食べるのがいいですね。
それと、冷たいものの飲み過ぎ。夏は氷のたっぷり入った飲み物が欲しくなりますが、これも体を冷やします。
夏でも冷えるんですから、冬は特に冷えますよ。とにかく内臓を冷やすような、体温よりも低い温度の食べ物、飲み物は良くありません。
2.きつい下着、きつい服
体を締め付ける服装は血行を悪くするので冷え性の原因になるのです。
考えてみれば、若い頃はボディラインを整えるような、結構きつめの下着なんかをつけていました。たぶん、それが良くなかったんでしょう。
ダボッとしたデザインは太って見えるからイヤ、という人もいると思うのですが、あまりにきつい服はかえって体に負担をかけます。
3.薄着、ミニスカート
最近は冬でも薄い素材の服が多くて、まるで夏物のような薄い生地のスカートなんかもありますね。
でも、冷え性に薄着はやっぱり良くありません。特に、足は冷えやすいのですから、短いスカートやパンツを素足で履くなんてのはNGです。
足首、手首、そして首。これを「3つの首」といいます。ここは動脈が皮膚の近くにあるので冷えやすい場所。
冷え性の人は3つの首を外気にさらしてはいけません。
4.筋肉不足
男性との違いはこの筋肉の違い。筋肉は熱を生み出しますが、女性は筋肉が男性より少ないので冷えやすいのです。
それなのに、年齢とともに段々筋肉が減っていく。そしてどんどん冷えは悪化していくのです。
若くても運動不足で筋肉が少ない人は冷え性になりやすいので、筋肉不足の上に太っていると余計に冷えやすいです。脂肪が肉襦袢となって体を冷やしてしまうんです。
5.食事を抜くダイエット
ダイエットの基本は食事の管理と運動。筋肉を増やしながら脂肪を落とす、という方法でないと本当のダイエットとは言えません。
しかし、短期間で痩せたい!と食事を抜くような極端なダイエットをすると、脂肪は減らずに筋肉だけが減ってしまうので、エネルギーを生み出す力が落ちて冷え性になるのです。
6.シャワーだけで湯船に入らない
私も昔は遅く帰ってきてはシャワーだけで済ませていましたが、今では夏でも毎日湯船に入ります。この生活習慣の変化は、確実に冷え性を改善したと思っています。
シャワーだけだとやはり体の表面を洗っているだけですから、体温を上げることにはつながりません。逆に冬は体を冷やすことにもなります。
体が冷えていると言いながら、シャワーだけで済ませている女性は多いんです。でもそれでは、冷え性は治せません。
たった10〜15分でいい。湯船に入って血行を良くすれば、冷えにくい体を作っていくことが出来ます。
入り過ぎは逆に自律神経のバランスを乱したり、肌を乾燥させますから、長湯は必要ありません。
7.タンパク質を摂らない、炭水化物が好き
さて、今日のランチはパスタ?昨日はコンビニのサンドイッチ?主食しか食べない食事は炭水化物のオンパレード。それでは筋肉は作られません。
筋肉を作るためにはタンパク質が不可欠です。肉や魚、卵などタンパク質を摂れるものを必ずと入れていかないとエネルギー不足で冷え性になります。
8.鉄分不足
鉄分が足りないというと貧血を思い浮かべますね。貧血になると体の隅々まで酸素や栄養素を運べなくなり、全身の血液循環が悪くなります。それで冷え性になってしまうんです。
貧血と冷え性、両方で悩んでいる女性は多いので、鉄分はしっかり補給していきたいですね。
9.冬に夏野菜を食べる
例えばきゅうりとかトマトとか、水分の多い野菜ですね。このような夏野菜は、夏の水分補給をするためのものなので、体を冷やします。冬には食べなくてもいいものです。
冬には体を温める効果のある根菜類が旬になりますから、やっぱり旬て意味があるんですよ。
どうしても夏野菜を食べたい時は加熱してから食べましょう。トマトなどは焼いたり煮たりした方がリコピンの吸収率もアップするので、スープやシチューなどがおすすめです。
10.自律神経の乱れ
女性は本当に繊細な生き物で、ちょっとしたストレスや疲労によっても自律神経のバランスを乱してしまうのです。
それで、本当は副交感神経が優位に働いて欲しい時に交感神経が活発なままになってしまうことも。
交感神経が活発になっていると末梢血管を収縮させます。つまり、手足の先の血管が狭くなるんです。
それで血行が悪くなって、手足の冷えがひどくなるのです。
11.更年期障害
それまではなんともなかったのに、更年期に入ってから冷え性がひどくなった、という方も多いものです。
こればっかりはホルモンバランスの影響なので、すぐにはどうしようもないことですが、しっかり寝てストレスを溜めないなど、ホルモンバランスを整えていくことが必要になってきます。
冷え性の原因を知って対策していこう!
冷え性って放置してはいけないんです。体温が下がると免疫力は30%以上も低下するといわれていますし、今は何ともなくても、将来病気のリスクが高まります。
生まれつき冷え性の人はいません。冷え性になる原因が必ずあるはずなんです。
ですから、自分の冷え性の原因を突き止めて、少しずつ改善していきましょう。
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