液体窒素というとイボやウオノメの治療ぐらいしか思いつかなかったのですが、なんと料理に使うのだそうです。
液体窒素を使った料理を「分子調理」とか「分子ガストロノミー」というのだそうです。
液体窒素を使って料理をするって、どんなものが出来るのでしょうか。
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液体窒素を使った分子調理法とは
窒素は常温では気体です。空気中の実に80%が窒素です。生きていくために必要な酸素は20%しかありません。
その窒素がマイナス196度になると液体になるんですね。これが液体窒素です。
ドライアイスとはちょっと違うんですよ。ドライアイスは固形ですから。
で、その液体窒素の中に食材を入れると一瞬で凍ってしまうんです。
冷凍庫ですら固まるのにそれなりの時間がかかりますが、液体窒素は本当に一瞬で凍ってしまうんです。
「分子調理法」という言葉は液体窒素だけでなく、エスプーマという何でも泡にしてしまう機械を使った調理法なども含んでいます。
食材の味を変えずに凍らせることができる
肉でも魚でも、冷凍すると味が落ちてしまいますよね。
それは凍っていく過程で細胞が破壊されていくため、解凍する時に水分が出てしまいますから風味が失われてしまうんです。
でも液体窒素は一瞬で凍らせることが出来るので、食材の風味や食感を変えずに冷凍することが出来るんですね。
どんな料理になるの?
一瞬で凍らせた食材がどうなるのか。
例えば、新鮮なフルーツと生クリームをお客さんの目の前で液体窒素と混ぜることで、その場でアイスクリームを作ることも出来るわけです。
あっと驚くパフォーマンスも楽しめるし、一瞬で凍らせているから味も落ちてない。
冷凍する時間が短い=美味しさを一瞬で閉じ込められる、というのが液体窒素料理の最大のメリットかもしれないですね。
液体窒素料理ってどこで食べられるの?
液体窒素は素人が扱うのはとても危険です。最近は自分で料理するために購入する人もいるようですが、私にはそんな勇気はありません。
液体窒素料理を楽しむなら、ぜひプロの料理人にツックって欲しいと思います。
ではそんな料理がどこで食べられるんでしょうか。
>東京日本橋 多パスモラキュラーバー(マンダリンオリエンタルホテル内)
ざっと探すとこんな感じで見つかりました。
ちょっと敷居の高いお店もありますけど、是非食べてみたいものです。
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