みなさんは、クッション言葉を使いこなしていますか?
仕事の上でもプライベートでも、お願いしづらいことをお願いしなければ行けなくなったり、言いにくいことでもあえて言わなければいけなくなる状況がありますよね。
そんな時にクッション言葉を知っておくと、きつい言葉でも柔らかくなり、人とのコミュニケーションも円滑になるかもしれません。
大人の女性なら身につけておきたい、クッション言葉の使い方についてお話しします。
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クッション言葉とは
クッション言葉とは、その名の通り、クッションのように印象を和らげる言葉。
ストレートに言ってしまうとちょっときつく感じる言葉でも、このクッション言葉を間に挟むことで、思いやりのある表現に変わるから不思議です。
- ちょっとすみません
- 今いいですか?
など、無意識のうちに使っていた人もいると思います。
日本人はストレートに要件を切り出すより、前置きをしてから話をする人が多いので、意外と出来ているんですよね。
便利なクッション言葉の使い方
さて、具体的にどのような言葉があるのか、見ていきましょう。
ビジネスシーンはもちろんのこと、ママ友との会話など、身近な人にも使えるでしょう。
お願いをする時
お願いするときも、ひと言前に添えておくと丁寧な印象に。
- 恐れ入りますが、お願いしてもよろしいでしょうか。
- お手数ですが、ご連絡くださいますか。
- 申し訳ございませんが、こちらでお待ち頂けますか。
- お忙しいところ申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。
- ご足労をおかけいたしますが、こちらまでお越し頂けますか。
もしも身近な人なら、
- ほんと、申し訳ないんだけど、また来てもらっていい?
- 忙しいのにごめんね。よろしくね。
- お手数かけちゃって悪いんだけど、今手が離せないからあとでもう一度電話してくれる?
こんな風に、ワンクッションあるとお願いする気持ちが伝わりますね。
ものを尋ねる、教えてもらう時
ものを尋ねるときも丁寧に。
- 差し支えなければ○○についてお聞かせ願えますか。
- 重ね重ね恐縮ですが、もう一度教えて頂けますか。
- 何度も聞いて申し訳ないけど、こないだのお店、もう一度教えてもらっていい?
- 差し支えなかったら、その人に連絡先教えてくれないかな?
など、友達にも応用できます。
断る時
日本人は断るのが不得意ですから、こんな時こそクッション言葉が役に立つでしょう。
- あいにくですが今週は難しいです。来週ならいかがでしょうか。
- 身に余るお話ですが、今回は辞退させて頂きます。
- 残念ながら今回は欠席いたします。
- 有り難いお話ですが、今回は見送らせて頂きます。
- お役に立てず大変恐縮ですが、何卒ご了承ください。
- 申し訳ないけど今週は忙しくて。来週はどう?
- 残念だけど、今回は欠席するわ。
ママ会のお断りなどはちょっと面倒ですから、早めにさらっと断りたいですね。
反論する、異論を唱える時
反論も日本人は苦手。しかし、言うべきときは言わないと。
- 申し上げにくいのですが、それは○○ではないでしょうか。
- お言葉を返すようですが、それは違うと思います。
- 仰ることはわかるのですが、そのご意見には賛同いたしかねます。
- たしかにそのとおりですが、こういう見方も出来るのではないでしょうか。
- たしかにそうなんだけど、でもこういう考え方もあるんじゃない?
- 言ってることはわかるけど、私の考えとはちょっと違うかなあ。
- うーん、言いにくいけど、ちょっと違うと思うなあ。
女性の場合、反論すると関係がぎくしゃくすることが多いですから、クッション言葉は活躍しそうです。
使いすぎないのがポイント!
丁寧に、丁寧にと言葉遣いに気をつけるのはいいのですが、過剰に使うとうざいです。
何度も同じ言葉を使ったりすると、逆に相手に不快感を与えてしまいますから、さりげなく、自然に使うのがポイントですよ!
クッション言葉とは、相手の状況を思いやる言葉
こうしてみてみると、クッション言葉とは自分の言葉の印象を和らげるというよりは、相手を思いやり、不快な思いをさせないための配慮だということがわかります。
しかし、気持ちがこもっていないと逆効果ですから、相手を思いやる気持ちをまず持つことが大事でしょう。
今回ご紹介したクッション言葉を上手に使って、円滑なコミュニケーションに役立ててくださいね。
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