カマンベールチーズとブリーチーズ、見た目は似てるけど何が違うの?
- 味の違い?
- 作り方の違い?
そんな疑問にお答えします。
実は、作り方は同じなのですが(どちらも白カビチーズ)、大きさの違いから、味わいの違いが生まれています。
作られている場所も違うから、それも味わいの違いに、多少なりとも影響するのでしょう。どちらも美味しいですよね。私はブリーチーズが好きです。
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カマンベールとブリーチーズの違いは大きさ
カマンベールとブリー、どちらも白カビチーズです。
では何が違うのか。それは大きさ。
- カマンベールチーズ:直径12cmくらい
- ブリーチーズ:直径27〜36cmくらい
こんなに違うんですね。大きい方がブリーチーズです。
ブリーチーズとカマンベールチーズは同じ白カビタイプのチーズですから、製法もほぼ一緒です。私たちが一目でわかる違いといえば、大きさでしょうか。カマンベールが直径12cm程度の手のひらサイズなのに対し、ブリーは直径27cm~36cm。ちょっとしたお盆くらいの大きさです。なので、大きい方がブリー、小さい方がカマンベールと覚えておくと間違えずに済みます。
「ブリー・ドゥ・モー チーズ」チーズブックより
ではなぜ味が違うのかというと、大きさの違いが熟成の違いに関わってくるからです。
白カビチーズは外側から内側に向かってゆっくりと熟成が進んでいくので、当然小さいカマンベールの方が熟成が早い。
ブリーチーズは外側に近いところと中心では微妙に味が異なるという楽しみがある。
ブリーは大きいので、日本ではケーキのように三角にカットして売られていることが多いです。
製法はほぼ同じなのですが、熟成がゆっくりな分アンモニアの発生率が低くて、味がまろやかになるんだそうです。
確かに、ブリーの方がカマンベールよりくさみが少ない。
本場のカマンベールは日本人ではちょっと顔を背けたくなるくらい、においの強いものらしいですよ。日本で売っているカマンベールは、日本人用に発酵を途中で止めているそうですから。
日本にも発酵食品文化はありますが、チーズとはまた違った香りですもんね。
カマンベールとブリー、作られている場所も違う
カマンベールチーズはフランスのノルマンディー地方のカマンベール村というところ。
これは名前の由来ですね。
ブリーはパリ郊外のブリー地方、モー市。
昔はモー村といったそうですが、ブリー・ド・モーと呼ばれることがあるのは、モー村で作られたブリーチーズだからなのです。
カマンベールもブリーもフライにすると美味しいのだ
お酒のおつまみに、そのまま食べてもおいしいカマンベールとブリー。
私はこのチーズをフライにして食べるのが好きなのです。
我が家ではよくフライ大会をするのですが(色々な食材をフライにするのです)、チーズも衣をつけてさっと揚げます。
チーズの場合は中まで火を通す必要がないので、衣に少し色がつけばいい。
中がとろっとして美味しいです。
そのまま食べても美味しいけど、イチゴジャムをつけて食べると美味しいんですよ。騙されたと思ってやってみてください。
ちなみに、熱を加えて溶けるのはナチュラルチーズ。
プロセスチーズは溶けません。
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