まだ寒さが厳しい時期でも、桜餅が店頭に並び始めると、気分はもう春です。
銀座あけぼのの桜餅が一足早く、春を運んできてくれました。
ところで周りの葉っぱ、皆さんは食べますか?
私は食べるのですが、食べるのと食べないで残す、どちらが正しいのでしょうか。
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あけぼのの桜餅
↑わざわざのし紙をつけてくれるのが嬉しい。
↑わくわく。
↑銀座あけぼのの桜餅は、関東風に小麦粉生地ですが、ただ餡をまくだけではなくて包んであるのが可愛いでしょう。
一番上には塩漬けの桜が乗っているのも可愛らしい。
↑切るとこんな感じです。
私はあけぼのの和菓子が大好きで、季節のものが出ると必ず買って食べています。
桜餅は春しか食べられないお菓子ですからはずせないですね。
この薄紅色の生地には、小麦粉だけでなく白玉粉も使われているのだとか。
だからふっくら、モチモチなんですよ。
一つ食べると春が口の中一杯に広がります。
幸せ。
桜餅の葉っぱ、食べるかどうかはお好みで
残しても良いし、食べてもかまいません。
食べるにしても葉脈が気になりますよね。それは残しても良いようです。
ただ、人前でいただく時は、口の中から葉脈だけを出すのもなんですから、全部食べるか残すか、どちらかにした方が良さそうです。
岩波書店の「和菓子の世界(中山圭子著)」によりますと、
三つ 食へば葉三片や桜餅 高浜虚子
の句を例に、食べないのではという説がある一方、江戸っ子は粋だから葉も食べる、京都人は移り香を楽しんで葉を残すともいわれている。悩ましいところだが、結論は好み次第。
とあります。
私はあの塩気が好きで、一緒に食べちゃいますけど、葉っぱの筋は残します。
みなさんは、どちらですか?
価格:3,024円 |
関東は小麦粉生地、関西は道明寺
そもそもの桜餅の始まりは、江戸は向島。隅田川の近くにある長命寺というところです。
隅田川は桜の名所ですから、その葉を利用して「山本屋」という和菓子屋さんが長命寺の門前にて売り始めたそうです。
山本屋さんの桜餅は、小麦粉生地を薄く伸ばして焼いた生地に餡を挟んで、それを桜の葉3枚で包んでいるんです。
ぜいたく〜〜〜。そして、美しい。
もともと桜餅が流行したのは江戸ですが、それが広まるにつれて各地で色々な桜餅が作られました。
関西では道明寺粉を使った桜餅に変化。
これはこれで美味しいんですよね。モチモチした感じがたまりません。
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