9月病という新しい病気の名前を聞いて思ったこと。
5月病もただの「仕事行きたくない病」「学校行きたくない病」だと思っていたのだけれど、それに今度は9月病だと。
そりゃ、仕事に行きたくない日も学校に行きたくない日もあるさ。人間なんだから、いつもベストコンディションじゃない。
でもそれに病名をつけなくてもいいんじゃないかな、と思う。
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それは自分に原因がある
5月病が悪いと言っているのではなくて、誰だって環境が変わったり、人間関係が変わったりした時に、うまく切替が出来ないときがあるということ。
だから、それにいちいち病名をつけなくてもいいのではないのではないかな、と。
病名をつけた時点でその病気の陰に隠れてしまうようになるから。
- 食欲がない
- 朝起きられない
- イライラする
- 不安な気持ちになる
- 疲れが抜けない
- 眠れない
などの症状が現れるので、放っておくとうつにになりかねない、早めの対処をということらしい。
これらの原因を夏休みが終わって現実社会に戻るのに時間がかかっているとか、人事異動や環境の変化などと9月の気温の低下などが相まって、体調に変化をきたしてしまうということのようだが、すべての人がなるわけではない。
むしろ、少数派だと思う。
誰だって、楽しい夏休みが終わったら会社なんか行きたくないし、休み明けの初日なんてリハビリだ。エンジンなんてかからない。
でもそれが体調にまで影響を及ぼしてしまうということは、自分自身に原因があると考えた方がいい(あくまでも原因であって、「自分が悪い」と考えないこと。これ大事。)
人は真面目だというけれど
このような症状が出やすい人は、よく「生真面目な性格」だとか「几帳面な性格」だと言われることが多いけれど、果たして本当にそうなんだろうか。
もっと柔軟で、臨機応変で、違う意見にも耳を傾けるくらいの気持ちの余裕があれば、ちょっとしたことで落ち込んだり不安になったりすることはない。
真面目と評される人は、往々にして努力する方向や努力する量を間違えていることが多いのだ。
だけど「私はこんなにがんばっている」という気持ちがあるものだから、人の話には耳を貸さない。
人の意見に素直に耳を傾けることができれば、自分を変えることができるのに。
がんばることはいいことかもしれないけれど、それは正しい方向に正しい量をがんばらなければ結果に結びつかない。
それに気づかないまま、「私は周りに(または上司に)評価されない」と落ち込んでしまったりする。現実を見る力が足りない。
そんな人ほど、旅行など非現実の空間に行ってくると、現実社会に戻るのに時間がかかってしまう。心が現実逃避しているからだ。
現実逃避は一時的には心を軽くするけれど、根本的な問題解決にはならない。
ストレスが大きいのは自分のせいだと思った方がいい
ストレスは誰でもあるし、なくならない。だから、ストレスに対抗する力を高めるか、ストレスを上手に解消するかしかない。
ストレスにやられやすい人は、何でも周りのせいにする傾向がある。「誰々が…。」「会社が…。」人や環境のせいにする。
でもそれでは何も解決しないし、ストレスがたまる一方だ。人は何かあると「自分は悪くない」「自分が正しい」と思うものだ。これは誰でもそうだと思う。
そうではなくて、「自分がこうしていたら違う結果になったか」ということを考えてみる。誰かを責めるのではなく、また、自分を責めるのでもなく、様々な角度から物事を見ていくのだ。
そうすればストレスのたまり方も変わってくる。すべては自分次第なのだから。
話を聞いてもらいたければ人の話を聞こう。
誰も私の努力をわかってくれない、人間関係がうまくいかない、こんな会社ではやってられない、と嘆く前に、自分が人の話を真摯に聞いているかどうか考えてみて欲しい。
人があなたの話を聞かないのは、あなたが人の話を聞かないから。そんな単純なことかもしれない。
誰でも自分の話を聴いてくれる人は大事にするものだ。だから、しゃべり上手よりも聞き上手の方が重宝されるのだ。
周りの人といい関係を築いていきたいなら、まずは人の話を聞け。
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